スェーデン研修、スイス研修

副主任衛生士がスェーデンのイエテボリ大学に研修に主任衛生士がスイスのジュネーブ大学、EMS研修、カレウム衛生士学校で研修を無事終えました。昨年と引き続き海外研修を行うことができました。歯科にとって予防という概念が非常に大切で北欧、スイスは予防を実践したことで歯科の先進国なれたと実感することができました。歯周病に対する基本的なことから最新のパウダーを使用した治療方法まで海外インストラクター、教授よりエビデンスから実践までを含めてしっかりと研修できました。これから患者さんに還元していきたいと思っております。日本はまだ歯周病といえば歯肉切除といった風潮がありますが海外ではそのほかの選択肢として確実にインフェクションコントロールによる歯周病治療に対する非外科的療法が成果を出しております。誰でも自分の歯肉という組織を残したいと考えます。もちろん歯肉を残せるケースと残念ながら切除するしかないケースとはっきりとしてしてしまっている患者さんもおりますがボーダーラインの患者さんで非外科的療法で組織温存できるケースもあります。非外科的療法は歯肉という組織を温存しながら行うので歯周病治療野においてさらなる発展が望まれる分野です。例として組織温存という概念は医科でも積極的に実践されております。たとえば癌治療の場合、放射線療法や化学療法を併用することで組織を温存しながら治すのか、あるいは癌そのものを正常組織を含めて外科的に切除して治すのかということです。

 

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スカンジナビアスタイルの歯周病治療について

ブログ始めました。

皆さまこんにちは。武蔵浦和マーレあきら歯科の長谷川です。

今回は当院で導入している歯周病治療のトピックスです。

 当院ではなるべく痛みのの少ない歯周病の治療を進めております。歯のクリーニングも含めてです。誰も痛い治療は、好きではありません。

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 歯周病治療の先進国といえばスウェーデンが有名です。スウェーデンは医療福祉が充実した国で歯科医療の先進国と言われています。スウェーデンに代表されるスカンジナビア地域は世界で最も虫歯や歯周病の少ない国と言われています。スウェーデンは、予防歯科が非常に発達した国といえます。これは、スウェーデンのイエテボリ大学歯周病科のLindhe教授が中心となり、科学的な根拠に基づく予防プログラムを実践した結果です。この予知性の高い治療プログラムは、もっとも効果的な歯周病治療の指針となりスカンジナビアスタイルの歯周病治療を確立しました。最近では歯のクリーニングをする際、超音波による歯石除去だけでなく効果的に痛みが少なくクリーニングできるエアフローといわれるパウダーを歯面にあてる方法が注目されております。イメージとしては車の洗浄に使うケルヒャーのクリーナーみたいな感じです。ただ、このパウダーは、粒子が細かく今まで不可能であった歯周ポケット内も効果的に痛みなく洗浄研磨し細菌のバイオフィルムも除去してくれます。実際使用してみると患者さんも痛み少なく短時間に処置できるようになり治療結果も従来の方法よりも格段と良いです。

当院の主任歯科衛生士は去年この方法を実際に習得するためスウェーデンのイエテボリ大学に研修に行きました。治療効果が非常によいので今度は副主任歯科衛生士が本年度、イエテボリ大学研修に行く予定です。主任歯科衛生士はスイスへ本年度研修に行きます。そのご報告はのちほど。